一般的なストレッチ運動
筋肉の動きには収縮と伸展の二つがあり、筋肉は伸びて緩んだ状態から収縮する際に力が出ます。
一般的にウェイトトレーニングなどのように目的の筋肉を収縮させて鍛えていく運動とは逆に、目的の筋肉を文字通り伸展させて鍛えていく運動を総称してストレッチ運動と呼びます。
関節の動きは、複数の筋肉郡が表裏一体の役割を担い脳からの指令によりそれぞれが一定の収縮と伸展のバランスを保ちながら行われるもので、生活習慣や部位の機能、大小などの性質により一般的に筋肉バランスというのは徐々に悪くなっていくもので、バランスの悪化は疲労として現れ、筋肉の反応が悪くなり、動きが鈍くなり、急激な動きを行うと損傷を起こすなどの弊害が生じやすくなります。
一般的にストレッチ運動はこの問題を回避するための補助的なトレーニングとして位置づけられます。
ストレッチ運動の効果
心身ともなるリラックス効果
呼吸量の増大と血流向上
身体バランスの向上、末梢神経の活性
怪我の予防と疾患改善 など
ストレッチ体操の主な種類
・ 弾性ストレッチング
反動を用いた動的ストレッチのことで、強度の高い運動のためのウォーミング・アップなどで行う場合に 効果があります。
・ 能動的ストレッチング
一般的な静的ストレッチで反動を使わずゆっくりと状態を変え、その状態を短時間持続することで筋肉を 伸ばしていく方法です。
・ 受動的ストレッチング
パートナーの力や、器具などを使って外部から力を加えて筋肉をゆっくり伸ばすしていく方法です。
・ 収縮・弛緩ストレッチング
近年、プロスポーツ選手のトレーニング法などでよく用いられるようになって有名になったProprioceptive Neuromuscular Facilitating=PNFの事で理学療法士が筋損傷患者の筋力低下を防ぐ療法などで使われる 技法です。
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