テコンドーの特徴と価値
武術稽古の特徴と価値
素手、素足で動作を行う徒手空拳武術が現代社会に必要とされる理由としては、その出自が生活習慣の中から生まれ出ているところにあり、稽古を行い技術を習得していく過程で確実に精神と身体を同時に鍛えることができるところにあります。
稽古を通して培われた哲学的な思考、理念は即ち逆境に立ち向かう強さとなり、現代社会におけるストレスや心理的な弱さを克服するにおいて、非常に利用価値の高いものとなります。
なんといっても体操などと同く、何の道具も持たず思い立ったときにはじめられる大衆性は他のスポーツに引けを取らず。昨今の運動力学に基づいた科学理論の裏付けと武術の根本原則による身体能力向上のノウハウは非常に幅広い価値を持っています。
特 徴
・何の道具も持たずに自が身体能力を高められる。
・合理的な訓練方法により老若男女の隔てなく誰も が楽しめる。
・身体能力向上と精神的成長を同時に促せる。
・末端神経を刺激し、五感を鍛えられる。
・文化的要素を持ち合わせている。
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価 値
・教育教材としての価値
・競技スポーツとしての価値
・レクリエーションとしての価値
・リハビリから多種目スポーツのトレーニング手段 としての価値
・民族文化の一つとしての価値
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テコンドーのススメ
時代に見合う健康促進の手段として
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呼吸から始まり、緩急の流れに合わせて自然に動作を行うことにより、心拍数を上げ、血流向上を促し、筋肉に自然な柔軟性と力を付け、関節の動きをスムーズにさせる効果があり、成人の健康促進、幼少年の発育促進に非常に大きな効果をもたらします。 |
誰にでもできる護身体術として
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テコンドーはあらゆる状況を仮定してまとめられた3200の基本動作の中からその人に見合った動作や練習方法を選んで工夫し、反復練習を繰り返すことで、多彩な防御動作からの護身法を学ぶ事ができ、よりどんな状況下においてもその身を守れる自然な動きを段階的に身に付ける事が出来ます。 |
文化の象徴、民族武道として
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本来、武術と言うものは生活習慣の中で生まれ出た動作が多く、基本動作にある「波」の模倣は韓国、朝鮮文化を象徴する「曲線美」に通じる特性を持っており、近代武術でありながら民族武道と称される所以にもなります。 |
精神修養と情操教育の手段として
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稽古中、または稽古を通して起きる様々な出来事を乗り越える事で、社会生活における逆境や自己実現などにチャレンジするための積極的な思考コントロール術を段階的に学び、様々な世代、職業、地域の人が交流する中で見識を深め、自分の立ち位置や相手の尊重の仕方などを自然に学びとるなど、情操教育やレクリエーションの場としても非常に意味の深い価値を持っています。 |
世代をこえたスポーツ競技として
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テコンドーは組手、型、試割、特殊技術、護身術試技の5の種目があり、年齢の高低、傷害の有無を含め、得意分野に合った形で自分の能力を発揮することができ、スポーツ競技としても幅広い世代に親しまれるための要素を持ち合わせております。 |
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