トランポリン普及の指針U
エアリアル・トレーニング
エアリアル・トレーニングとはトランポリンによる空間感覚を養うための運動処方の事です。
昨今全てのスポーツが高度化し、そのほとんどが空中戦に移行しており、有望なスポーツ選手の育成という見地でも、スポーツの素養の養成という見地でも跳躍動作は必要不可欠な技術であり、特に幼少年には早い段階で跳躍動作を取り組める事は非常にのぞましい事なので、跳躍動作にともなうさまざまなイメージをいろんなスポーツの動作に回帰させながら空間感覚を養い、その他の動作の上達や身体能力の向上を促す取組みが掲げられています。
バッヂテスト制度
バッヂテストとはスポーツの素養づくり子供のトランポリン運動の処方を目的に(社)日本トランポリン協会で 行われている検定制度のことで、エアリアルトレーニングを効率的に処方する方策として用いられています。
宙返りのための段階練習種目に数種目を付け加えた30数種目の跳躍を課題にまとめ10種目の連続動作テストを行 い適性認定していきます。
レクリエーション・運動普及
運動普及とは競技を行わなくてもトランポリンを愛好し、健康促進や仲間作りを目的に地域スポーツとして定着させる取組です。
地域スポーツとして定着させるには、各種目そのものの普及と競技普及を協会または、それに類下機関が意図的、計画的にコントロールし、両者が両輪のごとく並行して発展するよう配慮する事が重要です。トランポリンも例外ではなく、とりわけ華やかで報われる事の多い競技スポーツに比べ、一般のレクリエーション・スポーツはその成果が表れにくく、スポーツの素養作りや社会人の健康教室の運営は非常に根気と手間の要る作業である。地域スポーツを定着させるには、全国の指導者間のチームワークを形成する事で、全ての指導者の地位を向上させつつ、息の長い形で指導者を育成する体系作りが課題となります。
シャトル競技会
トランポリン・シャトル競技とは、レクリエーション普及の中で考案され国内で作られた、楽しく汗をかくこと を目的とした対戦式の競技で、跳躍種目を尻取りのように交互に付け加えてどこまで続けていけるかを競うレク リエーション競技です。 シャトル競技は全国レクリエーション・スポーツ公式種目となっています。
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